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主催者の形態と事例

主催者の形態と事例

多くの地方自治体で介護予防の事業としての実績があります。

「脳の健康」から「仲間づくり」「シニアの社会参加」を盛り上げるのは、教室サポーター(地域のボランティア)です。教室サポーターの方々は、シニア(受講者)と学習を通じてコミュニケーションし、教室運営にも関わりながら、どんどん意欲的になり、コミュニティクリエーターとなっていきます。いま「脳の健康教室」を開講している地域では、今までにはなかった「新しいボランティア・グループ(コミュ二ティークリエーターチーム)」がどんどん誕生しています。
脳の健康教室はこれまで全国220の市区町村450 会場(平成26 年度現在)で開講され、単なる予防教室に止まらず介護予防事業(地域支援事業)や地域コミュニティーづくりの一環として取り組まれています。また最近では、「脳の健康教室」(認知症予防)の単独実施だけではなく、運動器機能向上や口腔ケアなどとの複合実施をする教室も増えてきています。

教室主催者の50%(半数)以上が地方自治体(市区町村)による介護予防事業です。その他、社会福祉法人やNPO 団体などが多く導入(開講)いただいています。最近では学習療法を導入している高齢者介護施設による地域での脳の健康教室開講例も年々増えてきています。

驚くべき効果

宮城県仙台市/脳ウェルネスプロジェクト

仙台市と東北大学との「『学都』共同研究プロジェクト」の一環として、健常な高齢者を対象とする「脳ウェルネスプロジェクト」が2003年10月にスタートしました。
このプロジェクトでは、初めの6ヵ月間、読み書き、計算の学習をして、その後の6ヵ月間は学習をしないグループ(A群)と、初めの6ヵ月間は学習をせず、その後の6ヵ月間は学習をするグループ(B群)とに分けて、それぞれにFAB、MMSEの変化を経過観察するという手法をとりました。
この結果が下の図です。それぞれのグループともに、学習をしている期間のFABは目に見えて上昇しています。またMMSEについては、学習しない期間は下がっていますが、学習期間は現状維持かやや上がっています。
明らかに学習によって高齢者の脳機能が改善されていることが分かります。

岐阜県大垣市/脳の健康道場

右の図は、2004年7月にスタートした岐阜県大垣市の「脳の健康道場」で得られた結果です。軽度認知症(MCI)の疑いのある方々に6ヵ月間の学習の前後にMMSEをしていただき、その変化を比較したデータです。20名のうち18名の方々が6ヵ月後には正常値の範囲に戻るという成果が出ました。