学習療法導入 4つのメリット
- ご利用者の「自信・意欲・誇り」を引き出し、認知症の予防、維持・改善が行えます。
- より質の高い認知症ケアを実践でき、施設の介護力が高まります。
- 学習療法の正しい論理と手順をマスターした「学習療法実践士」資格を有する職員を育成できます。
- 学習療法センターが導入準備から継続して、学習療法15年間のノウハウを元にサポートします。
導入までの流れと学習療法センターのサポート
学習療法センターは、「何を目的に学習療法を導入されるのか?」導入目的を施設様と共有し、貴施設の理念・ビジョンを実現するために学習療法を導入いただくことが一番大切だと考えています。 そのために、弊社の地域ごとの担当社員が、施設責任者や職員の皆さまとご相談しながら実施運営体制の確立、職員研修、施設ご利用者への参加のご案内などを行い、学習療法をスムーズに導入できるようにサポートしてまいります。
- ステップ1:導入のご検討(無料)詳しくはこちら
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ホームページの画面に基づき、導入をご検討して頂き、お電話もしくはお問い合わせフォームにてお気軽にお申し出ください。
貴施設へお伺いして、詳しくご説明させていただきます。
その上でご判断いただければ幸いです。
また、詳しい資料をご希望の場合は、資料請求ページからご請求ください。
- ステップ2:導入計画書の作成と契約書の締結詳しくはこちら
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導入を希望される施設様には、弊社担当者が訪問し、導入に向けてのご相談をさせていただきます。
施設責任者様とともに、導入計画書を作成し、「学習療法導入契約書」を締結します。(契約書締結以降、導入費用を頂きます。)- 「何を目的に学習療法を導入されるのか?」目的やビジョンをお伺いいたします。
- 学習療法を行うための運営実施体制をご相談させていただきます。
- 学習療法の推進役となるチームリーダーとスタッフ育成の役割を担う「学習療法マスター」を選定いただきます。
- 看介護、リハ、相談員を中心に、学習療法に携わる学習療法チームを編成いただきます。
- 学習希望者の募集や職員の研修など導入に向けてのスケジュールを確認させていただきます。
- ステップ3:職員研修の実施詳しくはこちら
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学習療法に携わる職員の方々を対象に研修を行います。
学習療法の実施に必要な考え方・知識・技術を習得いただきます。- 研修は、貴施設に弊社担当者が訪問して行います。
- 講義と演習により、必要な考え方・知識・技術を習得していただきます。(1回 3時間)
- 研修受講者は、学習療法の支援ができる資格「学習療法実践士」を取得できます。
※「学習療法実践士」の資格がないと、学習療法の支援はできません。 - 「学習療法マスター」になる方は、これに加えてマスター養成研修を受講いただきます。(3回に分けて実施 計5時間)
受講後、認定テスト合格を条件に資格認定を受けられます。
- ステップ4:貴施設ご利用者への参加のご案内詳しくはこちら
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貴施設ご利用のご家族やケアマネ―ジャーに学習療法の案内を行い、学習希望者を募ります。
- 学習者数はできるだけ多い方が施設全体の「学習療法」効果アップにつながります。
- 施設規模や導入時の状況などに応じてご相談させていただきます。
- 学習者募集に必要なパンフレット類は、弊社より提供いたします。
- ステップ5:運営体制の確立詳しくはこちら
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学習室(学習コーナー)を定め、必要な物品をご準備いただきます。
- 専用の部屋でもオープンスペースの一角でも構いません。落ち着いて学習できる環境を確保してください。
テーブル1~2本をおけるスペースがあれば大丈夫です。 - 学習に必要な備品をご準備ください。特別高価なものや特殊な備品はありません。(机・いす・筆記用具・デジタル時計・すうじ盤など1~2万円程度) 学習療法実践士が、ローテーションを組んで、毎日継続的に実施できる体制を確立していただきます。
- 1名のスタッフ(学習療法実践士)が2名の学習者と対面で一回約20分学習を行います。
ひとりの学習者が週5回を基本として少なくとも週3回以上(通所施設利用者は利用日毎)実施できる体制を確立いただきます。
- 専用の部屋でもオープンスペースの一角でも構いません。落ち着いて学習できる環境を確保してください。
導入後の運営と学習療法センターのサポート
導入後も、スムーズな運営がなされ、学習療法の質の向上と拡がりを実現するためにサポートさせていただきます。
- 導入後3か月間は初期特別研修期間としています。
- 初期導入研修の期間中は、導入初日に訪問して実地研修を行うなど、必要な研修や実地指導を行います。
- 学習療法マスター、実践士資格保有者の方々を対象に、地域での研修会や見学会など様々な研鑽の機会を設けています。こうした会に基本無料でご参加いただけます。
- 毎月ご提出いただく月次報告書にお書きいただいた内容を拝見し、ご質問への回答や必要な助言を行います。
- HPや定期刊行物(情報誌)を通じて、必要かつ有益な情報をお伝えしています。
導入・実施に必要な費用
より多くの施設の皆さまに導入いただき、ひとりでも多くの方々の認知症予防と認知症ケアに活かしていただくために、ご家族や施設様のご負担をできる限り少なくしています。
導入時に必要な費用
初期参入費には「導入施設登録料&資格登録料」「ノウハウ使用料」「初期研修および訪問サポート料」
「導入時研修マニュアル料」「情報取得や資格登録に使用するHP使用料」が含まれます。
初期導入費:11万円(税込)
運営備品、物品費用学習療法の実践に必要な備品や物品を貴施設に合わせてご準備いただきます。(標準的な例は2~3万円程度)
毎月ご負担いただく費用
学習者ひとりあたりにつき 月額2,200円(税込)
※教材の代金は含まれています。
導入事例
DS すぷーん 上亀田(福島県郡山市 2013年9月導入)
管理者 菊地 弘人 様定員23名
登録者全員学習をされています
ご利用者全員が学習療法を行っておられるDS すぷーん 上亀田様が「学習療法とは何か?」を伝え続けることで、ご利用者が口コミを中心に増え続け、年間平均稼働率91%を達成されています。
学習療法と機能訓練の相乗効果で、自宅で暮らし続けていただくために導入。
ご家族やご本人も、「最後まで自分らしく自宅で過ごしたい」と考えておられます。そのために必要なこととして、「寝たきりにならない」「認知症にならない」ことの大切さをお伝えしています。
すぷーん上亀田では、その不安を解消するお手伝いをする施設としての役割を果たすために、①学習療法 ②機能訓練のサービスを個人毎の時間割制で提供しています。
在宅維持には機能訓練が一番大事です。機能訓練には「頑張って、やってみよう!」という気持ちが必要です。学習療法はその気持ちを引き出し、プラス思考にするためのものだと考えて導入しました。
学習療法は認知症の予防・改善だけでなく「やる気を引き出す」ツールとして有効であると確信して導入したことを、ご本人やご家族に伝えています。
国の助成を受けた調査事業で、学習療法の効果が実証されています
2015年度、経済産業省から「国家課題」として採択された「SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)調査事業」の中で、介護時間の変化量から認知症高齢者の自立度を調べたところ、5か月間で、学習者(水色)と非学習者(赤色)で大きな差が出ました。認知症高齢者の介護度(自立度)などへの効果が実証されました。
この結果、厚生労働省・農林水産省・経済産業省が連名で策定した地域包括ケアシステム構築に向けた公的保険外サービス参考事例集「保険外サービス活用ガイドブック(下記参照)」でも参考事例として紹介されています。
SIB調査事業 最終結果
ガイドブック紹介ページ
高齢者の「自信、意欲、誇り」を引き出し認知症を予防・改善 読み書き・計算による認知症予防、改善プログラム(原文より抜粋)
- 「読み書き計算、コミュニケーション」を行うことで認知症高齢者の脳機能の維持・改善をはかる。
- 学習療法を受けることで認知症の方の「自信、意欲、誇り」を引き出す。
- 学習療法が「起点」「スイッチ」となり、リハビリ効果も高まるという評価を受けている。
- 教材を介してスタッフと利用者のコミュニケーションが深まる。利用者の人生のバックグラウンドをスタッフが知ることが可能となり、介護スタッフの人材育成に寄与。
- 日々の学習療法を通じて、ちょっとした字のみだれからも体調の変化を感じ取ることができる。一般的な介護サービスでは気づかない小さな変化が見え、この「気づき」が介護力向上の重要なポイントとなる。